ブックタイトル6

ページ
5/6

このページは 6 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

6

かちぐり・・・・・・勝つ黒豆・・・・・・まめ(健康)にくらせますように数の子・・・・・・子孫繁栄鯛・・・・・・めでたいに通じる語呂合わせ。江戸時代に始まった七福神信仰とも結びつき(恵比須様がかかえている)鯛はおめでたい魚。橙・・・・・・代々に通じる語呂合わせ。子孫が代々繁栄するように錦たまご・・・・・・卵の白味と黄味を分けて、二色で作った料理の二色(ニシキ)とおめでたく豪華な錦との語呂合わせ金平ごぼう・・・・・・江戸初期に誕生したごぼう料理ですが、当時、坂田金平武勇伝が浄瑠璃で大ヒットして、豪傑金平にちなんで、この滋養たっぷりのごぼう料理を金平ごぼうと呼ぶようになり、強さや丈夫さを願ったもの里芋・・・・・・里芋は子芋がいっぱいつく。子宝にめぐまれるようにの意紅白なます・・・・・・お祝いの水引きをかたどったもの紅白薄餅・・・・・・薄餅は初めは竹輪のような形をしていました。やがて江戸時代、様々な細工薄餅が作られるようになると、祝儀用として、かかせないものになっていき、紅白のおめでたい飾りから、おせちの定番になる栗きんとん・・・・・・「栗金団」というお菓子は室町時代に既にありましたが、いわゆるおせち料理の栗金団とは別物だったようです。この頃の栗金団は栗餡を丸めたもの。現在の形になったのは明治時代と言われ「金団」とは黄金の団子という意味。くちなしの実で黄色に色付けして仕上げる。見た目の黄金の色合いからおせちの定番になる伊達巻き・・・・・・「伊達」とは華やかさ、派手さを形容。華やかでしゃれた卵巻き料理ということで、お正月のお口取り 晴れの料理 としてもちいられる。語呂合わせや子孫繁栄の祈りというより、色や形からおせち料理に登場するようになり、さらに伊達巻きは、薄餅を作る際、つなぎに卵白を使用するが、黄味の部分が余ってしまうのでそれを活用するために考えだされたという説と名前についている他説があり、和装で使用する「だてまき」に縞模様がにているからという説もある。━ 4 ━