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概要

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そもそも季節の分かれ目のことを「節分」といい、四季それぞれの分かれ目、立春、立夏、立冬の前日を節分としてきたが、春の節分だけが残った。豆まきの風習は中国から伝わった「鬼やらい」とも言い、疫病や災害などを鬼に見立てて追い払う。また、慶雲三年(飛鳥時代)文武天皇が疫病が広まり多数の農家が亡くなったことを悼み、遺唐使によってもたされたこの儀式を取り入れたとされる。また、おはぎを食べ無病息災を祈念。三月三日は「桃の節句」。そもそも「曲水(きょくすい)の宴」とも言われる古代朝廷で行われた宮中行事から始まり。「曲水の宴」とは、庭園などを曲がり流れる水に上流から杯を流し、自分の前を通りすぎないうちに詩歌を披露する宴をいい。やがてそれが人型の紙を水に流し、健康を祈って厄払いをするお清めの節句に変わっていった。現在のように雛人形を飾るようになったのは、室町時代からで雛のように小さな人形ということで、当初は女性だけのお祭りではありません。 この日には、白酒、白粥、かやくごはんなどがたべられる。 ~     節     分     ~桃     の     節     句━  1  ━