ブックタイトル5

ページ
3/10

このページは 5 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

5

実に不思議な冬虫夏草・・・というのも冬虫夏草とは昆虫に菌種の結合で、<ここでの(虫)は蛾科の昆虫の事>夏季になると盛んに蝶が花や木に卵を産みます。その後卵から孵化した幼虫が土の中にもぐり土の中で植物の栄養を吸収し成長する。この時に冬虫夏草菌がこの幼虫につくと菌はまず体内でこの昆虫の栄養をとりながら成長し昆虫が危険を感じ地面に出ようとするがその前に死んでしまいます。その後も昆虫の中で成長を続け、形は昆虫の形になるが中身は完全に菌なっている。いわゆるこれが<冬虫>そして、春から初夏にかけて菌は発芽し地面から出てくるようになりこの時が採集に適し、それを放置すると菌は草へと姿を変えるこれを<夏草>これは冬虫夏草にのみ見れる現象でまだまだ謎が多くある。この自然界の奇跡ともいえる生体に冬虫夏草と名がついている。烏骨鶏(うこっけい)はニワトリの品種であるが、ニワトリの中だけでなく、鳥類全体から見ても非常に特異な特徴から烏骨鶏の原産地でもある中国では霊鳥として扱われ、医食同源を重んじるこの国では不老不死の食材とされた記事や貴族達に【薬用鶏】として重宝されてきた歴史があり、滋養強壮、病気治療、美容促進、体力増強、血行改善、などの効果があると言われるとともに女性特有のホルモンバランスや冷え症の婦人薬として特筆されている。さらに驚くべき事はその栄養価の高さと地球上で烏骨鶏だけとされる皮膚、肉、内臓、骨までが黒い特殊な性質である。これは烏骨鶏の持つ先天性メラニン色素のよるもので今日では抗がん作用の研究も進められ注目をあつめている。また、卵にも豊富な栄養があり重宝されているが、普通のニワトリが年間200~300個の卵を産むのに対し、烏骨鶏は40~70個ほどしか産まず、古来中国ではお産後の女性の栄養食と用いられていた事からもその扱いの高さが見て取れます。単純に味の面で見ても普通の鳥にはない滋味深い旨味とコクがあり、烏骨鶏を主材料とした蒸しスープなど格別な味わいがある。未 だ に 謎 多 き 『 冬 虫 夏 草 』━  2  ━特 異 の ニ ワ ト リ 『 烏 骨 鶏 』